1213は、素数大富豪にて2枚出しで出すことのできる最大の素数である。クイーンとキングを一枚ずつ使う、4桁の素数である。この素数は、その性質から「2枚出し最強素数」と呼ばれる。「2枚出し最強の数」と呼ばれることがあるが、下のように合成数出しによるカウンターが可能なため誤りである。
1213に対するカウンター
2人対戦で相手が1213を出してきた場合、1310,1311,1312または1313を合成数出しで出さなければ相手の手番になってしまい不利になる。そのため、合成数出しで1213より大きい数を出すことは重要な戦略である。場が1213の時にそれより大きい数を出すことを1213に対するカウンターという。
数 | 素因数分解 | 出し方 | 必要なカード |
---|---|---|---|
1310 | 2*5*131 | KT=2*5*131 | 1,1,2,3,5,T,K |
KT=2*5*K1 | 1,2,5,T,K,K | ||
1311 | 3*19*23 | KJ=3*19*23 | 1,2,3,3,9,J,K |
1312 | 2^5*41 | KQ=2^5*41 | 1,2,4,5,Q,K |
KQ=2^4*2*41 | 1,2,2,4,4,Q,K | ||
KQ=2^3*2*2*41 | 1,2,2,2,3,4,Q,K | ||
KQ=2*2*2*2*X*41 X=2 | 1,2,2,2,2,4,Q,K,X | ||
1313 | 13*101 | KK=K*1X1 X=1 | 1,1,K,K,K,X |
KK=K*T1 | 1,T,K,K,K | ||
KK=13*1X1 X=1 | 1,1,1,3,K,K,X | ||
KK=13*T1 | 1,1,3,T,K,K |
カウンターの方法は上の表のように11通り存在するが、実戦で出されたものはこの試合の2試合目で出されたKQ=2^5*41のみであるとみられる。
2枚出し以外での1213
1213は、3枚出しでQ13や12Kとして出されることがまれにある。